はじめに
「杖は右手と左手、どちらで持てばいいの?」
「なんとなく使っているけれど正しいのかな?」
整骨院でもよく受ける質問です。
杖は正しく使うことで歩行が安定し、膝や股関節への負担軽減、転倒予防につながります。
反対に、使い方を間違えると十分な効果が得られないこともあります。
今回は正しい杖の使い方について紹介します。
杖はどちらの手で持つ?
基本は、
痛みのある足や弱い足の反対側の手で持ちます。
例えば、
- 右膝が痛い → 左手で杖を持つ
- 左股関節が痛い → 右手で杖を持つ
となります。
なぜ反対側で持つの?
杖を反対側で持つことで、
- 体重を分散できる
- 痛みのある足への負担を減らせる
- バランスが取りやすくなる
というメリットがあります。
杖歩行には2種類あります
歩行状態によって使い分けます。
① 3動作歩行
次の順番で歩きます。
- 杖を前に出す
- 痛みのある足(患側)を出す
- 元気な足(健側)を出す
向いている方
- 杖を初めて使う方
- 痛みが強い方
- 歩行が不安定な方
- 転倒が心配な方
安全性を重視した歩き方です。
② 2動作歩行
次の順番で歩きます。
- 杖と患側を同時に出す
- 健側を出す
向いている方
- 杖歩行に慣れている方
- 痛みが軽減している方
- 比較的安定して歩ける方
自然な歩行に近く、歩く速度も上がります。
杖の高さは合っていますか?
杖の高さも重要です。
目安は、
立った状態で杖を持ったときに
肘が軽く曲がる程度(約30度)
です。
よくある間違い
痛い側で杖を持つ
負担を逃がしにくくなります。
杖が高すぎる
肩が上がり疲れやすくなります。
杖が低すぎる
前かがみ姿勢になりやすくなります。
杖を体から離しすぎる
バランスを崩しやすくなります。
まとめ
杖は
「痛い足の反対側で持つ」
のが基本です。
また、
- 初めて使う方や痛みが強い方は3動作歩行
- 慣れてきたら2動作歩行
と使い分けることで、安全に歩きやすくなります。
杖は単なる支えではなく、転倒予防と健康寿命を支える大切な道具です。
正しい使い方を身につけて、安全な歩行につなげましょう。


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